第209章 800の策略(4000字)

この16枚のタスクカードは白と黄色の2色に分かれており、その比率は半々です。各チームは先ほど選んだ卓球ボールの色に応じて、対応するタスクカードの情報を探します。

各チームが8枚のカードを見つけた後、カードに書かれたタスクを完了すると、異なるスポンサーから提供された8枚の記念カードを獲得できます。

「個人戦のルールを皆さんに説明します。タスクカードを探す基本ルールに加えて、今回は脱落制度を導入しました。もし皆さんが不注意で私たちが設置した罠にかかり、安全に脱出できなければ、即座に脱落となります。脱落した後は、チームメイトと一緒にタスクカードを探し続けることができなくなります。」

イベント終了後、番組スタッフは脱落者リストを後ろから前へと順位付けし、1位の人は万能メダルを獲得するチャンスがあります。このメダルを持っている人は番組スタッフに何でも要求することができます。

【まさか脱落制度まであるなんて、面白いじゃない】

【8人で、たった16枚のカードか。考えてみれば、番組スタッフがゲストにそう簡単にタスクを完了させるわけないよね】

【やばい、朝比奈のチームは遅れをとりそうな気がする】

【朝比奈のチームはみんなあまり賢そうに見えないし、もし彼ら3人が全員脱落したら、朝比奈一人で8枚のカードを探さなきゃいけなくなって大変だろうな】

【さっきまで元の2人組を解散させた理由が分からなかったけど、これが理由だったのか】

出発前に、番組スタッフは各ゲストに携帯電話を一台ずつ配布しました。

監督:「今回の番組ではチームメイトの協力が必要です。皆さんのコミュニケーションを円滑にするため、収録中は携帯電話の使用を許可します。ただし、通話機能のみ使用可能で、他の機能は使用禁止です。違反した場合、ルール違反として処理する権利を私たちは有します。」

番組スタッフから携帯電話を受け取った後、皆はそれぞれカードを探しに散っていきました。

今回は各ゲストに専用の生配信ルームと専属カメラマンがついており、視聴者が両チームのメンバー間のコミュニケーションを見られるよう、生配信ルームも調整されていました。

誰もタスクカードがどのような形をしているのか、具体的にどこに番組スタッフによって隠されているのかわからず、村のあちこちを頭のない蝿のように探し回っていました。