今田由紀は太ももの付け根まで切れ込みの入った白いボディコンチャイナドレスと、床に置かれた黒いハイヒールを見つめ、困惑していた。
「何をぐずぐずしているの?早く着替えなさいよ、外ではみんなあなたを待っているわよ!」
一緒に着替えに来た女性が由紀を急かした。
「見れば分かるわね、あなた新人でしょ?まだ慣れていないのね。何度かやれば慣れるわよ。これのどこが問題なの?切れ込みが少し高いだけじゃない。チャイナドレスで切れ込みがないものなんて見たことある?」
「でも、この切れ込みは高すぎませんか?これだと…露出してしまいます…」由紀は白いチャイナドレスを身に着け、鏡の前で落ち着かない様子だった。
彼女は曲線美のあるボディラインの持ち主で、スタイルが良かった。細い腰はすっぽりと手に収まりそうで、お尻は丸くて上向きだった。
スポーツウェアを脱ぎ、この白いチャイナドレスに着替えると、白く透き通るような肌が露わになった。スポーツウェアよりも見栄えは良かったが、彼女は少し居心地が悪そうだった。
隣の女性は口笛を吹いた。「若いのに、そのスタイルは本当に見応えがあるわね。素晴らしいわ。班長はどこでこんな子を見つけてきたのかしら。この可憐な顔立ち、本当に逸品よ。さあ、急いでメイクしてあげるから、それから出ましょう!」
「メイクまでするんですか?私は…」由紀は首を傾げた。料理を運ぶのになぜメイクが必要なのか、そんなに凝るものなのかと不思議に思った。
女性は簡単にパウダーを塗り、薄いピンク色の口紅を少しだけ付けた。「あなたの顔は本当に生き生きしているわね。何も塗る必要がないくらい。でも、こうして少し整えると、さっきより少し色っぽくなるわ。これでいいわ。もう時間を無駄にしないで。ここは幻夢よ、料理を運ぶ人でも上品に見せなきゃ。これがマナーってものよ、分かる?さあ行きましょう!」
「ああ…言われてみればそうかもしれませんね。でも、これを履いて歩くのは慣れていなくて、あっ…高すぎます!」
由紀は黒いハイヒールを履き、まるで竹馬に乗っているような感覚だった。もじもじとした動きでお尻を揺らす姿は、また違った魅力を醸し出していた。
班長は由紀を含む5人の女子大生を最上階の大きな個室の前に連れて行った。彼女たちはそれぞれ一皿の料理を手に持っていた。