翌日、6月30日、日曜日。
五時三十分、宋書航は起床し、『金剛基礎拳法』を二十回修練し、その後蓄積した気血の力を第二の窍'眼窍'に凝縮させた。
気血丹がないため、彼は修練の機会を一度も無駄にできなかった!
六時四十分、朝食を楽しんでいる時、宋書航は宅配便の電話を受けた。
「こんにちは、機械設計製造学院19系43組の宋書航さんですか?お急ぎの宅配便が届いておりますので、受け取りをお願いします。」今回は珍しく、司馬江の宅配便ではなかった。
結局、豊収の速達は全国の宅配便を独占するまでには至っていない。
「はい、すぐに受け取りに行きます。」宋書航は答えた。
昨日、黄山真君が言っていた'白真君と千里伝音できる'法器のことだろう?
正直に言えば……九洲一号群の先輩たちは物を送る時、こんなに安心しているのだろうか?'飛剣'にしろ、鍛冶材料にしろ、法器にしろ、さらには'人'にしろ、こんなにも安心して宅配便で送るなんて。