しかし、しばらく待っても、彼女が続きを書く様子はなく、彼女の澄んだ目は彼の首元に彼女がつけてくれたペンダントに注がれていた。
「続きは?」
彼は我慢できずに尋ね、もう一方の大きな手で彼女の細い背中を押さえ、しっかりと自分の胸元に引き寄せた。
「続きは…思い出せないわ。いつか思い出したら教えてあげる」
彼女は興味深そうに彼を見つめ、星のような瞳には無数の星が輝いているかのように、華やかで魅力的だった。
「そうか?本当に思い出せないのか?」
彼は少し危険そうに黒い瞳を細め、彼女の背中に置いていた指先が突然止まった。
「もちろん本当よ…」
「夫が思い出させてあげよう!」
彼の整った顔にめずらしく邪な笑みが浮かび、次の瞬間には再び隙間なく彼女に覆いかぶさっていた。
「もうやめて…」