第374章 上の空

霧島咲姫は元々実行力の強い人で、すぐに元のチームと一緒に新しいチームメンバーを集めることができた。

桐島詩雲は自然と霧島結月の財務担当になった。結局、彼女は海外で金融を専攻していたので、デザインには詳しくなくても、この役職は彼女に最も適していた。

霧島咲姫は瞬く間に神城グループにいた時よりも忙しくなった。

新会社の設立に、神城連真も当然大いに支援していた。

毎日、デザイン部のチームは熱気に満ちて忙しく働いていた。

霧島咲姫が忙しい一日を終えて家に帰ると、神城連真は週末のパーティーに彼女が出席する必要があると伝えた。神城と桐島グループの共同不動産開発プロジェクトがまもなく発表されるが、このプロジェクトは基本的に最初から最後まで霧島咲姫が直接フォローしていたので、出席する必要があるとのことだった。