第341章 遅すぎた骨身に染みる後悔

工藤希耀の母親が自分と希耀を養うために、ついにあの恥ずべき道を歩み始めたのを再び目にした時。

彼女が自分の汚れを嫌い、絶えず自責の念に駆られ、希耀に申し訳ないと思っている姿を見た時。

希耀が幼い頃から、父親がいないという理由だけで、そして彼の母親が……という理由だけで、あらゆる侮辱と屈辱を受けていたのを見た時。

老人はさらに震えながら胸を押さえ、呼吸さえ困難になった。

当時、彼はただ大まかに知っていただけだった。希耀が事件を起こしたのは、母親と不適切な関係を持っていた男を重傷させたからだと。息子が大きくなって、自分の母親を奪おうとする他の男を許せなかったのだろうと思っていた。もちろん、母親の方も確かに品行方正ではなかったからこそ、息子がそのような激しい反応を示したのだろうと。

それ以外のことについては、彼は詳しく知るのが不便だったし、実際知ろうとする気もなかった。

後になって、希耀の母親の死を知り、彼女が死を求めたのは、自分がより罪悪感を感じ、息子を救うためにより一層尽くすようにするためだったと推測した。

彼の心の中でも、しばらくは辛く後悔したが、すぐに気持ちを切り替えた。

結局、彼は本当に忙しかった。毎日朝から晩まで心身を労し、食事や睡眠の時間さえないことが多かった。

間違った時に出会った間違った感情、間違った人のために悲しみ、心を痛める時間と精力がどこにあっただろうか?

まさか彼女が品行方正でなかったから悲劇が起きたのではないとは。

彼女は純粋に自分と子供を養うため、純粋に全力で生き抜こうともがいた末に、それでも生きることさえ難しかったからこそ、やむを得ず……あのような選択をしたのだ!

そうだ、彼女は当時、外向的で明るく、よく笑い話す人だったが、決して軽薄な人ではなかった。

それどころか、彼女の美しさに惹かれ、いつも彼女に好意を示そうとする若者たちに対しても、冷たい態度を取り、好きでない、発展の可能性がないと思えば、決して希望を与えなかった。

そんな彼女が、突然自ら堕落し、男女関係を乱し、最終的に私生活の乱れから大きな過ちを犯すことがあり得るだろうか?