第168章 林美芝が私の母を殺した

冷川廷深は結局、金田鎖を帰らせることにした。自分が下半身を抑えられない下品な男ではないことを証明するためだ。

彼は自分がかなり不当な扱いを受けていると感じていた。

なぜなら、今や彼は本当に下半身をコントロールできなくなっていたからだ。

硬くなるべき時に硬くならず、硬くなるべきでない時にはいつまでも硬くなったままだった。

これがプレイボーイとしての資質だろうか?

彼は憂鬱な気分でトイレに行き、自分で解決した。

金田鎖は出てくるとすぐに林悠を探したが、見つからなかった。

その時、林悠は藤堂淑美に廊下の奥へ呼ばれていた。

事ここに至り、すべてが明らかになった今、藤堂淑美はようやく林悠の前で思う存分言いたいことを言えると感じていた。

「何しに来たの?」彼女は勝利者の態度で軽蔑的に口を開いた。