葉默がふと目覚めると、周りの全てが変わり、傍にいるはずの美人の師匠も消えたことに気付いた。今の彼はどうやら、名家から捨てられた者となったようだ。婚約が破棄された上、講壇の上の女が、彼のラブレターも皆に晒し、いわゆるイジメを受けているようだ。 しかし、そんなことよりも、彼は本来自分のものなら、知らないはずの恐ろしい記憶を、思いだしてしまった…